水草をトリミングする際に気をつけてほしい4つの注意点
60cm水槽のトリミングを行いました。
トリミングをするのって結構勇気がいりますよね。せっかく成長した水草を切るのに抵抗があります。切った後に成長しなかったらどうしようとか。(切った後の掃除するのも大変だし)
前回大量にトリミングを行った後に髭ゴケや糸状コケが発生したのもあり、少々トリミングをするのが怖い、ですが、重い腰を上げてトリミングをしました。
上はトリミング前の写真。後景に植えている赤くならないロタラインディカやグリーンロタラ、ロタラspセイロンが水面に達しています。
赤くならないロタラインディカについての記事はこちら
#019 インディカよ!赤くなれ! - 主役は水草~ライバルは苔~
本日は、水草をトリミングする際に気をつけてほしい(私が気をつけている)ことを書いてみようと思います。
①一度に全ての水草をトリミングしない
一度に多くの水草をトリミングをすることで、水槽内の環境が大幅に変化してしまう恐れがあります。多くの栄養を吸収し、グングンと成長している水草をトリミングすると、成長スピードが一時的に緩やかになります。成長スピードが緩やかになるということは、今までより栄養を吸収しなくなり水槽内に栄養が残ってしまいます。水槽に残った栄養は、コケの発生に繋がるため出来る限り一度に大量の水草をトリミングせずに、後景と前景を分けてトリミングをするなど工夫が必要になります。
②トリミングで発生した枯れ葉を水槽内に残さない
トリミングにより発生した枯れ葉は網などですくって水槽内に残らないようにしましょう。水槽内にトリミングをした葉や茎が残っていると、水槽内で分解され水槽内に余分な栄養が残ってしまい、コケの発生に繋がります。
③肥料はトリミング前より少なめにする
前の注意点と重なりますが、トリミングをすることで水草は栄養を吸収する量が減少します。そのため、液体肥料などを与えている場合は、トリミング前と同じ量を添加していると余分な栄養が水槽内に残ってしまう場合があります。トリミング前より肥料の添加を少なくする、思い切って肥料を与えるのをやめるなどしたほうが、コケの発生を抑えることが出来るかもしれません。
④水草を捨てないでリサイクルする
せっかく成長した水草を捨てるのはとても心苦しいです。トリミングをした水草は、再利用することも出来ますので、カットした水草を水槽内に植えるなどしてボリュームを出すことも出来ます。たくさんの水槽をお持ちのアクアリストの方は、ストック水槽にトリミングした水槽を確保している方もいらっしゃいます。
重い腰を上げて行ったトリミング後の写真です。今回は後景草のみをトリミングしてみました。添加していた液体肥料もトリミングした日と翌日はやめておきました。
トリミング作業は大変ですが、トリミングを行うことで影になっていた部分に光が当たるようになったり、水草のボリュームを出すことが出来るなど良い点が多々あります。皆さんもトリミング時の注意を思い出しながら重い腰を上げてトリミングをしましょう!
↓ちなみに前景に植えているのは、グロッソです。
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